パントテン酸の働き

ビタミンB群のひとつであるパントテン酸は、エネルギーの代謝などに大きく関わっています。水溶性のビタミンであるため、多く摂取すると尿として排泄されます。薬物などの解毒作用や、抗ストレス作用など、さまざまな効果があります。ストレスを和らげることから、抗ストレスビタミンとそのまま呼ばれることもあるそうです。腸内細菌によっても体内で生成されますが、その量はわずかです。さまざまな食品に含まれているため、足りなくなることはほとんどありません。しかし食事を抜くなど食生活が乱れている場合、欠乏症になる可能性もあります。酷い栄養失調の状態となると、しびれや疲労感、不眠、胃の不快感からの食欲不振、不眠、灼熱感などの症状が発生することがあります。逆に、過剰に摂取しても影響はほとんど現れないそうです。