紅麹は、味噌や醤油を発酵させる麹菌の一種で、鮮やかな紅色をしており、抗コレステロール薬と同様の成分を天然に含んでいるというのが特徴的と言えます。沖縄の郷土料理である「豆腐よう」は紅麹を使用した発酵食品です。レッドイーストとも言いますね。高コレステロール、高中性脂肪への有効性をはじめ、消化不良、下痢、血液循環の改善、すい臓障害、胃障害などにも効果があるのではないかと考えられています。安全面においては、短期の傾向摂取で丁寧に用いれば、ほとんどの人に安全なようです。しかし、長期間使用した場合の安全性については十分な情報がなく不明です。胃の不調や胸やけ、C4ガス、めまいなどを引き起こす可能性があります。また、紅麹はコレステロールの合成を阻害する医薬品「スタチン」と同様の化学物質を含んでいます。ですから、肝障害、重度の筋肉痛、菌障害など、スタチン系の医薬品と同様の副作用を引き起こす可能性が考えられます。また、紅麹を吸い込んで重篤なアレルギー反応を生じた事例もあります。妊娠授乳期の方、肝臓疾患の方は使用しないでください。